TREE
2023.02.03(金)
ヒヨクヒバ -比翼檜葉-
ヒノキ科 ヒノキ属 Chamaecyparis pisifera
1月下旬、八ヶ岳の麓にも大寒波がやってきました。
冷たい風が吹き荒れる最中も草木たちはじっと佇み、静かに春のお訪れを待っています。
氷点下の厳しい寒さにも強い「ヒヨクヒバ」は、葉が細く、枝先が糸のように長く伸びて垂れ下がっているのが特徴の常緑樹。その見た目から、別名:イトヒバとも呼ばれています。
寒さに対する防衛反応から冬の間は葉が茶色がかることもありますが、春になるとふたたび美しい緑色に戻り、生い茂る葉が存在感を放ちます。
庭木としても人気が高いので、みなさんのお家の周りでも出会うことがあるかもしれません。
見かけたらぜひ近づいて、糸のような細い葉をじっくり観察してみてください。